どうも、カケルです。
先日ですね、こんなツイートをしたんですよ。
模試や入試前に「ミスしないようにね」と子供に声をかけている親御さんいるけど、あれ実は逆効果なんですよね
何故か？
ではどうすれば良いのか？説明したいところなんですが、結構長くなるのでブログの記事にしようかなと思います🙆♂️
— Teacher-X(カケル)@失敗しない中受国語・読解の伸ばし方 (@teacherxkkr) November 12, 2023
模試とか入試の前って、クラスの昇降格や合格・不合格がかかってくることもあって、親としては結構力が入ってしまいますよね。
でも、そういう時に限って「ミスしないようにね」みたいな「かけちゃいけない言葉」をかけちゃったりするんですよ（笑）
まあ親心からの行動なんだとは思いますし、気持ちは痛いほどわかります。
我が子には当然良い成績を取ってもらいたいですもんね。
とはいえ、それが我が子のパフォーマンスや成績を下げるようなことになってしまうのは避けたいところです。
今回の記事では、そうならないように
・どんな言葉をかけてはいけないのか？
・何故逆効果なのか？
・どんな声掛けをすれば良いのか？
ということを話していきたいと思います。
ではいきましょう。
人間の脳は○○○を理解できない
まず結論から話します。
親が重要な試験の前に「かけてはいけない言葉」は、
「～しないように」
という言葉です。
人間の脳には、
「否定形で指示されると、その指示を理解できない」
という特性があります。
ちょっとイメージしにくいかもしれないので、下の動画を見てみてください。
↓↓↓
どうでしょうか？
結構イメージできたんじゃないかなと。
この話を踏まえた上で他の例を挙げましょう。
例えばあなたのお子さんが大好きなお菓子を、お子さんが見ている目の前で机の上にこれ見よがしに置いて、
「このお菓子、絶っっっっっっ対に食べちゃダメだからね！」
とあなたが言ったとしましょう。
さて、お子さんは我慢できるでしょうか？
はい、無理ですよね（笑）
まあそういうことです。
基本的に人は「～するな」と言われるとやりたくなってしまうし、そこにどうしても意識が向いてしまうように脳の構造ができてます。
だから、
・緊張しないようにね
・計算ミスをしちゃダメだよ
etc…
みたいな声掛けは、基本全部逆効果になってしまいます。
否定形で指示されることで「緊張」や「ミス」に必要以上に意識が向いてしまい、極度の緊張状態に陥ってしまったり、不必要なミスを犯してしまったりするわけです。
これじゃ本末転倒ですよね。
ではどんな声掛けをしてあげれば良いのでしょうか？
解決策はこれだ！
ここまでの話の中で、「否定形で声掛けすると逆効果になる」ということをお伝えしてきました。
じゃあどうすれば良いのかということですが、逆転の発想で「否定的な言い方→肯定的な言い方」にすると良いでしょう。
要は「～ない(英語で言うところのnot)」や「～したらダメ(英語で言うところのdon’t)」を付けないようにするんです。
「やってしまうと悪い結果につながること(＝～するな)」ではなく「やったほうが良い結果につながること(～しよう)」を伝えてあげるイメージですかね。
「緊張しないようにね」なら「いつも通りにやっておいで」に変換してあげたり。
「計算ミスをしちゃダメだよ」なら「計算がおかしくなっている部分を見つけよう」みたいな感じですかね。
どちらも否定形は使っていません。
やっていることは至極シンプルですが、これだけで言われた子供側は「情報の受け取り方」が変わるので、「よし、やってみよう」という気持ちになれるんですよね。
実際僕も自分が指導する生徒さんには、試験前の授業後に「いつも通りにやっておいで」とか、「明日の試験は今日の授業でやった○○を使ってみようか」とか、「楽しんでおいで」みたいな感じで伝えています。
必要以上にプレッシャーを与えないこと、結構大事です。
まとめ
今回は、「模試や入試の日にやってはいけない声掛け」というテーマでお話ししました。
親御さんの声掛け一つで、お子さんのパフォーマンスが驚くほど変わることは少なくありません。
是非今回お伝えしたことを意識して、テスト前に良い声掛けをしてあげてくださいね。
ではでは！
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
中学受験の世界に足を踏み入れると、分からないことが沢山あって
「何をすれば良いの？」
「この方法は正しいんだろうか…？」
と不安な気持ちになってしまいますよね。
僕が指導を受け持ってきたご家庭の保護者様も、毎日不安に駆られて間違ったことや立ち振る舞いをしていまい、お子さんと喧嘩になって親子関係が悪化してしまうといったことに繋がってしまった方が非常に多かったです。
でも、親御さんとしても当然そんなことをしたいわけではなく、本当なら「我が子と良い関係を築いてベストな形で中学受験を終えたい」と、強く思っているんですよね。
でも、どうすれば良いのか分からないんです。
そしてそれは、世の中学受験生を抱える多くの親御さんたちが今まさに抱える悩みなんだと思います。
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